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■ 西山愛の『この人に会いたい』
vol.7 SAT療法セラピスト 田中京子さん
西山愛の『この人に会いたい』vol.7
田中 京子(タナカ キョウコ) カウンセリングオフィスKR
自己成長支援を中心に、心・身体・社会・スピリチュアル等、健康問題の各側面を幅広くサポートいたします。
ストレスマネジメント、コミュニケーションスキルの普及にも力を注いでいます。
西山愛です。こんにちは!
『この人に会いたい』のコーナーが始まって7ヶ月。今度はどなたに会いに行こうかな? と、九州ウーマンのサイトを開くと目に入ってくるのが、トップページの『イベント&セミナー』告知エリアです。
ここを見続けていると、気付くことがあります。
「この方、いつもお見かけしますね」
そしてサイトを開くたびにお顔を拝見することになり、日に日になんだかよく知ってる方のような気さえしてくる。そんな日々が積もりにつもってついに! ワタクシ西山、直接お話をしたくなって会いにいってまいりました。
本日ご紹介するのは、SAT療法セラピストとして活動されている、カウンセリングオフィスKRの田中京子さんです。
「この方が、あの田中京子さんか!」と、テレビでよく見る芸能人に会ったような気持ちになりました(笑)
にっこり笑ってくださる表情がとっても優しくて、相手を柔らかく包み込むような方だな~というのが第一印象です。
『SAT療法』というものを、私は田中さんを介して初めて知りました。
説明を読んでみるものの、始めのうちは「難しそう」という思いこみが先に立ってしまっていたのが正直なところです。
まずは、田中さんがこのSAT療法に出会い惹かれていった経緯から、お話をうかがっていくことにしました。
もともと看護師をされていた田中さん。学生時代から身体を壊したり、入院を繰り返したり、20代前半までは特に病気と縁があったといいます。
「看護師やってるより患者やってるほうが長いっていう(笑)。なので配属先も希望していた所には行けなかったのですが、そこである研修を知って参加できることになりました。その研修で出会ったのが、SAT療法を開発された宗像恒次教授です」
患者として医療の現場に身を置く中で、「今の医療ってこれでいいのかな?」という不納得感みたいなものを持ったという田中さん。
“患者さん自らが自分の人生をどういうふうに幸せにしていくかとか、どんなふうに満足を求めていくのかを、自ら決めていけるような医療にならなきゃいけない”
この宗像教授の考え方に、自分の想いと同じようなものを感じたといいます。
「看護師として人の役に立ちたいとか、そんな高尚な考えではなくて、これを学ぶことは自分に必要だと思いました」
最初は福岡で看護師の仕事を続けながら、その後学びを深めるために東京へ。仕事も辞め、社会人大学院生として宗像教授のもとで研鑽をつまれました。
そのSAT療法とは、どんなものなのでしょうか?
「同じ物事をみても、楽観的な方と悲観的な方とがいますよね。その違いはどこから来るのか? という所で、SATではその人の持っている『身体違和感』に注目します。
例えば、心配がある時の身体の緊張とか違和感。それを光のイメージとか、穏やかな笑顔などを通して解消していく。ネガティブなものの見方で生まれる思い込み。その枠が外れたら、『そんな大したことないな』って言える。それを感じられる方法です。
慣れると自分でもできるようになります。身体違和感が顕在意識に直結しているというか、身体が一番正直なんですよね。」
(SAT療法のイメージ資料)
なんとなくですが想像してみました。自然の中でゆるんだり、誰かの笑顔を見てホッとする。私たちが日常で何気なく感じていることとも関係がありそうです。
こういったアプロ―チとは思っていなかったので、とても新鮮でした。
九州ウーマンに毎月アップされている講座でもお話されているのでしょうか?
「つくしんぼくらぶでは、SATについてお話したり体験していただくこともありますが、それに関わらず『人を、自分を理解するヒント』をテーマを絞ってお伝えしています。
目に見えない心の世界のことなので、枝葉だけを言ってしまうと勘違いされてしまう可能性があることも事実です。壺を売られるんじゃないかとか(笑)」
壺の話がツボ(笑)
失礼しました。
『つくしんぼくらぶ』は2010年に九州に戻られてから発足。福岡で毎月1回、昼と夜に開催を続けられ、昼の部である市民講座は昨年末100回を越えました。
「地域に根付いて、市民の方が気軽に学べる場を作りたくて始めました。
ストレスとの付き合い方やカウンセリングに興味があるけど、どこで学んでいいかわからない。かつての私のような方もいると思ったので。
ストレスをストレスとして認識してない、認めたくない方も多いです。その人が気付きたい時に、そこにあるような場所であれたらいいなと思ってます」
ご自身の身体の不調から、田中さんの言葉を借りると「身体のサインに助けられて」自分と向き合い、学び続けての今。かつて心と身体のつながりへの興味、謎を解きたいと思った、その答のようなものは見つかったのでしょうか?
「この分野に答があるというよりは、結局自分自身が答を持ってるんだなという感じですね。人ってこうやって成長していくんだな、自分が求めているものに近づいていく力を持ってるんだなっていうのは、自分だけでなくクライアントさんとの関わりや出会いの中で教えてもらってきました」
30年近く積み重ねた知識と実績を持ちながら、今もなお謙虚にコツコツ周りの方と一緒に学び続ける姿勢。そしてお会いして見えてきた、
「あ、そこ大丈夫ですか?」
と、ちょっと助けてあげたくなるような飾らない姿が、地域で愛され続けている所以かもしれないと思いました。
「結構あぶなっかしいんですよ(笑)」
そんな田中さん主宰の『夜の勉強会』は、2020年4月からZoomを利用したオンラインのものにリニューアルされるそうです。
福岡市の枠を越えて、きっとたくさんの方に希望を届けていかれることと思います。
活動内容やお知らせはブログでもアップされてますので、こちらもご覧ください。
ブログ:つくしんぼくらぶ成長日記
https://ameblo.jp/tsukushinbo2010/
以上、
ブログでのお名前が『ぴよぴよ』という、キャリアとのギャップ感が満載な田中さんと、いつまでもお話していたい想いが尽きなかった西山がお届けしました。
最後までお読みいただき、ありがとうございました(^^)
SAT療法セラピストカウンセリングオフィスKR
九州ウーマンPROページ
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オモイツヅリ
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2019年10月