vol.2 兼山孝子さん
西山愛の『この人に会いたい』vol.2 | ||
細胞美人研究家兼山孝子さん |
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「菌」と言われて思い浮かぶものと言えば、ビフィズス菌、乳酸菌、ガセリ菌…… 「菌って悪いものばかりじゃないよね」 発酵フェスへの興味も合わさり、直接お話をうかがうべく行ってきました。
(自然に囲まれたとってものどかな環境です) 『発酵フェス糸島』を主催される兼山孝子さんは、この『セルラボ糸島』のオーナーをされています。ヨガインストラクターで、カイロプロテクターで、細胞美人研究家で、ファスティング? 聞いてみたいことがいっぱいの兼山孝子さんです。 なんとハリのあるピカピカお肌! そしてなんともふんわりとナチュラルな雰囲気の方です。これが菌まみれの成せる技なのでしょうか?
そしてまたなんとも素敵な所です。家主さんの意志を引き継ぎながら、クラウドファンディングで協力を募って完成に至ったというセルラボ糸島。
そんな兼山さんは、8年前から福岡市内でヨガインストラクターとして活動。その後カイロプラクティスを学び、施術を通して様々な症状を持たれる方と接してきたといいます。 「今は症状への対処療法が多いですよね。風邪をひいたから病院に行く。足が痛くなったらマッサージや整骨院に行く。そういうことももちろん必要なんですけど、原因となってる根本の部分が変わらないとぶり返したり再発したりもする。そういう人をたくさん見てきて……。その時は『自分を大事にしてください』としか伝えられなかった」 そんな経験から、根本治療として体の根底となる『細胞』に注目。日常で行なっていたファスティングと甘酒を組み合わせ、心と身体と内臓にアプローチする独自のプログラムをスタートされました。
「やせるでもなく、健康でもなく、幸せになってほしい。そこが目指すところです」
「甘酒がすごいというか、菌がすごいって思ってるんです」 微笑みながら楽しそうに菌について語り続ける兼山さんのお話は、とっても興味深くてついつい聴き入ってしまいます。 菌の世界には殺し合いがない ワタクシ西山、初耳でした。パワーの強い弱いはあれど、全ての菌がバランスを保って共生しているということを。必要以上の除菌や殺菌は、そのバランスを崩してしまうことでさらなる悪循環を生むことにもつながっていく。 バランス……。 「虫歯になるのは虫歯菌。シャンプーや洗濯するのも菌の繁殖を防ぐためですよね」 菌で菌を制す! ということか?! 殺すのでなくバランスをとる。そうすることで増えたら困る菌が暴れずにいられる環境に整えること。それが兼山さんの菌まみれ生活のポイントなんだ。 私達の日常は、思っている以上に菌に触れているし囲まれている。その恩恵もきっと思っている以上に受けている。でもその菌について実のところよく知らない。菌=汚いものという認識は薄れつつあるけれど、『発酵→良い菌』『腐敗→悪い菌』といったそれは、人間の都合によるところが大きいというのもうなずける。 自然界にも、人間社会にも、細胞や菌レベルでも共通している『バランス』。
菌で日本の元気の底上げをしたい! ゆくゆくは世界を菌まみれにし、争いのない世の中を作りたい! と、本気で思っている人なのだから。
「いずれは福岡から全国に広げていきたいです。規模は小さな規模で多発的になのか、大きな規模で定期的になのか、いろんなやり方ができますよね。町おこしや地域振興の役割も担えたらと思っています」 ヨガインストラクターとしてスタートされ、セルラボ糸島を立ち上げるに至ったことも。 「楽しむことについては、わりと全力で生きてます(笑)」 という兼山さんにも会える『発酵フェス糸島vol.1』は、4月13日(土)・14日(日)の2日間にわたって開催です♪ これも菌? あれも菌? ご興味ある方は、是非この機会に足を運んでみてはいかがでしょうか? ◇九州ウーマンイベント情報『発酵フェス糸島vol.1』☞ 詳細はこちら ◇発酵フェス糸島HP☞ 詳細はこちら ◇セルラボ糸島HP☞ 詳細はこちら
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フリーライター |